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アナウンス:「次は青山一丁目です」
ピタヤ:「半蔵門線は地上まで遠いな~」
ピタヤ:「え~っと青山霊園はこっちか」
ピタヤ:「たしか青山霊園に上野博士とハチの墓があったはずだ!」
ハチ:「わんわん」
※ハチは上野と同じ青山霊園に葬られ、その墓は亡き主人の墓のすぐ隣に寄り添うように立てられた。
ピタヤ:「おお!ここか」
ピタヤ:「さあハチ着いたよ、あの世に帰ろうね」
ハチ:「わんわんわわわん(私の~お墓の~前で~泣かないで下さい~千の風~に~)」
ピタヤ:「秋川雅史かてかなんでハチ知ってるんだつまりここにハチは居ないって事か?」
ハチ:「わん(正解)」
※実際にあるのは飼い主の上野英三郎氏のお墓で、ハチ公はその隣にちょこんと添えられた、いわば記念碑なのだという。青山墓地のハチ公の碑は、厳密にはお墓ではなかった。
ピタヤ:「よく見ると外国の硬貨ばっかりだ海外の人もここに来てお参りしてるって事か!」
『HACHI 約束の犬』 (アメリカ映画、2009年公開) – 2009年(平成21年)7月7日に映画『HACHI 約束の犬』の主演リチャード・ギアが同映画のPRのため渋谷駅前を訪れ、“ハチ公銅像訪問記念セレモニー”において、「ついに初めて本当のハチに会えました。今日は本当に幸せで、光栄な気分です」と語り、ハチ公像の首に花輪をかけた。
ピタヤ:「あとハチと関係ありそうなところは・・・上野か!」
ピタヤ:「千代田線で行こう」
ピタヤ:「国立科学博物館についたぞ!」
ハチ:「わん」
ピタヤ:「さあハチ体が有ったよこれで安心して帰れるね」
ハチ:「わわん(あの世では体は要らないよ~)」
ピタヤ:「ここでもダメかいったいどこに連れて行けば・・・」
ハチ:「わん(博士は帝国大学で働いてるよ)」
ピタヤ:「帝国大学・・・今でいう東大の事かよしそっちに行ってみよう」
※ハチの死体は坂本喜一と内弟子の本田晋によって剥製にされ、現在は東京・上野の国立科学博物館に所蔵され、幾度となくメディアにも登場している。
アナウンス:「次は東大前です」
ピタヤ:「上野博士は農学部の教授だったらしい」
ピタヤ:「東大に着いたぞ!」
ピタヤ:「農学資料館か入ってみよう。」
ハチ:「わん」
ピタヤ:「なんと!ハチの内臓だって今も残ってるのか!」
ハチ:「わんわん(ずっと体が痛かったよ)」
ピタヤ:「どうもハチはフィラリアに感染していてしかも癌だったらしい。つらくても博士を迎えに駅まで通ってたんだね」
※ハチの死体が発見されて間もなく、死体の病理解剖が上野の勤務先であった東京帝国大学農学部において行われた。
解剖の結果、ハチの心臓と肝臓には大量のフィラリアが寄生し、それに伴う腹水が貯留していた。また、胃の中からは焼き鳥のものと思われる串が3 – 4本見つかっている。
解剖後、ハチの剥製が作成されたが、内臓はホルマリンに漬けられて保存された。これら臓器については、ホルマリン液交換の度にじっくり観察すると腫瘍らしきものが見られることが従来から認識されていた。組織標本採取の機会に恵まれた2010年(平成22年)の暮れから精密検査が行われ、フィラリア症は中程度(決定的致死原因に非ず)であって、心臓に重度の浸潤性癌が、肺に転移性の癌があることが確認された。この再検査の結果は2011年に発表された。
ハチの臓器標本は現在、東京大学農学資料館(弥生キャンパス農正門入ってすぐ右)に展示されており、フィラリアが寄生している様子も観察できる。
ピタヤ:「この人が上野博士か!ハチ博士居たよあれハチどこ行った」
ハチ:「わんわんわんわん」
ハチ:「わんわん(博士お帰りなさい)」
ピタヤ:「ハチやっと博士に会えて良かったね」
※東大農学部に設置された新銅像は、上野博士が農学部の前身となる東京帝国大学農科大学の教授だった縁で農学部の有志が呼びかけた。1000万円を超える寄付金が集まり、名古屋市在住の彫刻家、植田努さんが完成させた。
ピタヤ:「ハチも成仏出来たようだしオレも帰ろう」
ハチ:「わんわん(ピタヤまた遊ぼうね)」
ハチ公足跡巡り終わり・・・
[…] 次に続く・・・ […]